こんばんは、みらいハウス代表の渡部郁子です。
写真は、3月18日の「育児期の働き方に関する座談会」参加者の集合写真。
みらいハウスでは、育児期の働きかたについての座談会を月に一度行っています。
育児期の女性が無理なく働ける社会にしていきたいと心から願い、
その仕組みづくりに力を注ぎたいと考え、課題解決に取り組んでいます。
3月の座談会では、育休制度について、意見交換を行いました。
制度としては整っているように見える一方で、まだまだ実態が伴っていない現実の
苦労話がいくつも挙げられました。
制度があったとしても、育休が取れない会社もまだまだ多いようです。
特に男性の場合は、上司の理解を得ることが想像以上に難しいようで、
会社として推進しているはずなのに管理職が理解を示さないこともあるそうです。
女性の場合は、結婚したら居づらい、妊娠したら退職を促される。
そういう会社もいまだ多いようです。
今回の企画は、育休制度について考えることで、男性の育児参加や
ワークライフバランスについて話し合ってみたいと考えていました。
ワークライフバランスに関するシンポジウムや報告会などに参加して
私がずっと違和感を感じていたこと…それは、
企業が発表する「育休制度利用者」は、決して全体像ではない、ということ。
なぜなら、育休を取得する以前に、職場を離れる女性が依然として多いからです。
会社を辞めず育休を取得して、戻ってこない女性が6割、という調査結果もあります。
なぜ女性は辞めるのか。なぜ仕事を続けられないのか。
育休制度を決めている大半が、育児に関わってこなかった男性だからかもしれない。
ならば当事者たちが、もっともっと改善点を発信しなければ。
来月は、産後の夫婦仲を険悪にしない方法を探る意見交換を行います。
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